2016-01-01から1年間の記事一覧

2017年の映画

小田原城の石組昨年は「アスファルト」のような小品にいい味のものがあった。一昨年の「マジカルガール」でも感じたことだが、阿呆らしい設定なのに、そのふてぶしさに納得がいく、といった作りなのだ。それは背後に根太いユーモアを抱えているからできるこ…

2016年の下半期

奈良の寺の壁87 柴又より愛をこめて(S) 栗原小巻が式根島の学校の先生で、24の瞳に憧れてやってきたが、年々歳々、若者は巣立っていき、自分を独身のまま取りのこされた感じが濃くなる。そんなときに、タコ社長の娘(美保純)が夫をほっぽらかして出奔する。…

2016年の映画(上期)

さてこれはなに? 1 グランドイリュージョン(S) この種の映画を再見して、前より好印象ということはごく少ないのだが、初見でがちゃがちゃと詰め込んだものが、二度目だと余裕をもって見ることができ、なかなか楽しむことができた。それにしても、日本にこ…